【導入事例】株式会社鎌倉庵様
電動棺リフターで実現した、少人数でも回せる安置室運営
神奈川県鎌倉市の小規模斎場「株式会社鎌倉庵」様。スタッフが1人しかいない時間帯でも安置作業に対応できる体制は、どのように実現されたのか。実際のインタビューからご紹介します。
結論:「1人でも対応できる」ことが、少人数運営の最後の砦になりました。
神奈川県鎌倉市で小規模斎場を運営する株式会社鎌倉庵様は、電動棺リフター「シルフィーリフト デュオ」を導入し、スタッフが1人しかいない時間帯でも安置作業に対応できる体制を実現しました。代表取締役の大村英二様は、導入の効果をこう表現しています。
「リフターがあるから、その1人がいらないよ、という話ではなくて、万が一の時でも対応できるという“保険”になる」
株式会社鎌倉庵 代表取締役 大村英二様
大きな式場を持たず、少人数でご家族だけの葬儀を送り出すという鎌倉庵様のスタイルにおいて、電動棺リフターは「あればいい」設備ではなく、事業そのものを成立させる前提になっていました。
株式会社鎌倉庵様(神奈川県鎌倉市)へのシルフィーリフト導入体感インタビュー(INPEACE公式YouTubeチャンネル)
株式会社鎌倉庵様について
- 所在地
- 神奈川県鎌倉市
- 事業内容
- 小規模斎場の運営(家族葬向け式場、個室型安置スペース)
- 施設規模
- 個室型安置スペース7部屋、10名様以下対応の式場、2階に会食・打ち合わせスペース(約30名対応)
- コンセプト
- ご家族の方だけでお送りいただく、少人数対応の葬儀
- 導入製品
- 電動棺リフター「シルフィーリフト デュオ」
「ご家族の方だけでお送りいただく」ことをコンセプトに、大きな式場では出せない規模感でのお葬式を提供する一方、他の葬儀社からの依頼で式場を貸し出したり、ご遺体をお預かりしたりする運用も行っています。
導入前の課題:複数人でなければ動かせないという壁
大村様は、施設づくりの当初から抱えていた課題をこう振り返ります。
「実際にやっぱり一番の問題ってご遺体のご移動だったり、1人ではどうしても動かせないとか、1人ではどうしても面会の対応ができないとか、そういったことが多々あるじゃないですか。他の葬儀社さんも一緒だと思うんですけど、どうしても複数人でオペレーションを組まなきゃいけないという中で、文明の力でなんとか人員不足を解消できないかなと思って、ずっと探していたんですよ」
株式会社鎌倉庵 代表取締役 大村英二様
狭い斎場・少ない人数で運営する鎌倉庵様のような施設では、他のスタッフが搬送に出てしまうと、ホールに残せる人数はそう多くありません。
「他の従業員がちょっと搬送で出てしまったりすると、ホール番として残る子はそんなに大人数残しておけない。どうしても面会対応やホール内でのご遺体の移動はかなりの数あるので、まず取り回しがいいもの、1人でも簡単に動かせるものという条件を探していたら見つかった、という感じになりました」
株式会社鎌倉庵 代表取締役 大村英二様
コンパクトさと、1人でも扱える操作性——この2つの条件で探し当てたのが、電動棺リフターでした。
導入後の変化:240kgのご遺体も、女性スタッフ1人で
導入後、最も印象的だったエピソードとして大村様が挙げるのが、体格の大きなご遺体への対応です。
「あと240kgの人上げられましたよ。人力で寝台から下ろしてようやく下ろせたのを、リフター君1人でやってくれました。聞いてた重量、正確に測ったわけじゃないんですけど、病院さんとかご家族の方から240kgあるんですという報告を受けていて。でも大丈夫ですよ、と。本当にリフター君のおかげで、きちんとご安置できましたので」
株式会社鎌倉庵 代表取締役 大村英二様
寝台からの移乗こそ人力が必要だったものの、その先の安置作業はリフター1台で完結しました。体格を問わず対応できる安心感は、通常の運用にも表れています。
「実際にそれを運用してみて、やっぱり女の子1人でもご遺体のご移動ができたりとかがするので、狭い斎場で少ない人数で運営しているところですから、そういうのを回せていけるようにちょっと工夫はしました」
株式会社鎌倉庵 代表取締役 大村英二様
24時間対応の中でも、この「1人で完結できる」という特性が活きています。
「24時間対応してるんで。関連する搬送業者さんとかも、もうそのリフターの使い方とかも全部ちゃんと使ってくれるんで。誰でも使えるので」
株式会社鎌倉庵 代表取締役 大村英二様
コストへの考え方:「人件費削減」ではなく「保険」
大村様が繰り返し語るのが、リフターを人件費削減の手段としてではなく、事業継続のための備えとして捉える視点です。
「やっぱりどこの事業者さんも同じだと思うんですけど、人ってギリギリにしておくってことってすごく難しいと思うんですよ。忙しい時を想定して、でも最低限の人員でオペレーションができるっていうのは利点がありますよね。固定費うんぬんで申し上げると、本当に助かってますね」
株式会社鎌倉庵 代表取締役 大村英二様
導入コストについても、独自の換算軸を持っています。
「実際にその導入コストで高い安いで言ったら、その分の人を1人雇ってたら毎年これぐらいかかるよね、という換算で比べる方が多いと思うんですけど、それで言ったら間違いなく安いはずなんですよね。リフターがあるから、その1人がいらないよ、という話ではなくて、万が一の時でも対応できるという“保険”になる。何があるか分からない商売なので、その上で言ったら導入コストとしてはすごく安いと思います」
株式会社鎌倉庵 代表取締役 大村英二様
今後の展望:小規模化・B2B化が進む葬儀業界で
大村様は、葬儀業界全体の変化についても言及しています。大きな式場でなければ選ばれない時代は終わりつつあり、規模感ではなく「ご家族に伝えられるサービス」の価値が問われる時代になっているといいます。
「大きいお葬式をするのだけがいいお葬式じゃないっていう新たな価値があって。規模が小さくなったから葬儀社としても売上が上がらないとか、単純なことじゃなくて、規模が小さくてもいいお葬式を提供できるようにって考えていくのが、正しいのかなという風には思ってますけどね」
株式会社鎌倉庵 代表取締役 大村英二様
同時に、慢性的な人手不足の中で「ちゃんとした人材をどれだけ確保できるか」が業界共通の課題であると指摘し、電動棺リフターのような「人力では無理なところを機械で押せる」設備の重要性は今後さらに増すだろうと語っています。今後は葬儀社同士のB2B取引(式場の貸し出し、他社からのご遺体お預かり等)が広がっていく可能性にも触れています。
まとめ
- 神奈川県鎌倉市の小規模斎場・株式会社鎌倉庵様は、電動棺リフター「シルフィーリフト デュオ」導入により、スタッフ1人でも安置作業に対応できる体制を実現した
- 240kgのご遺体でも、リフターがあれば1人で安全に移乗できた実例がある
- 女性スタッフでも1人でご遺体移動ができるようになり、少人数運営の幅が広がった
- リフターは「人件費削減」ではなく「万が一の対応力を保つ保険」として位置づけられている
- 導入コストは、人を1人雇用し続けるコストと比較すれば安いと評価されている
- 小規模化・B2B化が進む葬儀業界において、少人数でも回せる体制づくりの重要性は増していくと見られる