INPEACE

安置室レイアウト設計ガイド
安置台・冷蔵庫・電動棺リフターの配置と、縦入れ・横入れの選び方

安置台「ソリッドヴィラ」の「横入れ」「縦入れ」の違いと、部屋の広さ・用途に応じた4つのレイアウト例を図解で解説します。断熱冷蔵室を使えば、倉庫スペースを低コストで安置室に改装することも可能です。

結論:安置室のレイアウトは、部屋の広さと必要台数で「横入れ」と「縦入れ」を使い分けます。断熱設備のない倉庫などを転用する場合は、簡易断熱室+ユニット冷蔵機の「ハイブリッド安置室」が低コストな選択肢になります。

安置台「ソリッドヴィラ」には、ご遺体を収める向きによって「横入れ」と「縦入れ」という2つの搬入スタイルがあります。狭い部屋で1台だけ設置する場合は「横入れ」、複数台を並べて多くのご遺体に対応したい場合は「縦入れ」が適しています。この違いを理解しておくことで、限られた安置室のスペースでも、無理のないレイアウトを組むことができます。

横入れと縦入れの違い

横入れは、安置台の側面からご遺体を搬入する方式です。安置台の横に搬入用のスペースがあれば設置できるため、部屋の奥行きが十分に取れない狭いスペースでも、壁際に1台を効率よく配置できます。

縦入れは、安置台の正面(短辺)からご遺体を搬入する方式です。搬入に必要なスペースは安置台の正面側だけで済むため、複数台を横に並べて配置しても、それぞれ独立して搬入・搬出できるという利点があります。1つの共有通路(正面のアプローチスペース)を確保すれば、その奥に何台でも並べられるイメージです。

どちらが優れているというものではなく、部屋の形状と必要な安置台数によって選ぶべき方式が変わります。以下、実際の部屋の広さ・用途に応じた4つの代表的なレイアウトパターンをご紹介します。

レイアウト①:狭小の安置室(横入れ)

4畳半(約6㎡)

4畳半(約6㎡)程度の狭いスペースでは、安置台(またはご遺体用冷蔵庫)を壁際に1台設置し、横入れで搬入する配置が基本です。搬入経路が安置台の側面だけで完結するため、部屋の奥まで進入路を確保する必要がなく、限られた床面積を最大限活用できます。電動棺リフターの出入りスペースも通路と兼用できるため、既存の空きスペースに安置室を1室追加したいケースに向いています。

狭小の安置室(4畳半・約6㎡)の平面図:壁際に1台を横入れで設置

狭小の安置室(4畳半・約6㎡):壁際に1台を横入れで設置し、側面のみに搬入スペースを確保

レイアウト②:縦入れ安置室(複数台並列)

8畳(約12㎡)

8畳(約12㎡)程度の、奥行きがある部屋では、安置台を縦入れで並べる配置が効率的です。各安置台の短辺(正面)から搬入するため、共有の通路を1本確保しておけば、その奥に複数台を並べて配置できます。奥行きを活かせる部屋の形状に最適で、将来的に安置台数を増やす際も、同じ通路沿いに追加していくだけで対応できます。

縦入れ安置室(8畳・約12㎡)の平面図:正面の共有通路から複数台に縦入れでアクセス

縦入れ安置室(8畳・約12㎡):正面の共有通路から、縦入れで複数台にアクセス

レイアウト③:横入れ安置室(通路スペース最小)

10畳(約16㎡)

10畳(約16㎡)程度のスペースでは、安置台を上下2列に配置し、中央の通路を両側から共有する横入れレイアウトが、通路スペースを最小限に抑えられる配置です。1本の通路で上下計4台の安置台にアクセスできるため、通路のために床面積を無駄にすることなく、収容数を確保できます。

横入れ安置室(10畳・約16㎡)の平面図:中央通路を共有し上下計4台に横入れでアクセス

横入れ安置室(10畳・約16㎡):中央の通路1本を共有し、上下計4台の安置台に横入れでアクセス

レイアウト④:ハイブリッド安置室(断熱冷蔵室+面会室)

6畳 + 8畳(約18㎡)

倉庫や空き部屋など、断熱・冷却設備のないスペースを安置室に転用したい場合は、部屋の中にもう一室、断熱室を作る「ハイブリッド安置室」という選択肢があります。プレハブを新設するのではなく、木枠と断熱材で簡易的な断熱室を部屋の内部に作り、ユニット冷蔵機を設置することで、低コストに冷却スペースを確保できます。

断熱冷蔵室の中に安置台(縦入れ)を並べ、短辺からご遺体を搬入・搬出します。断熱室の外側はそのまま面会スペースとして使えるため、倉庫だった部屋を、少ない投資で安置室+面会室に改装できるのがこの方式の特徴です。

ハイブリッド安置室(断熱冷蔵室6畳+面会室8畳・約18㎡)の平面図

ハイブリッド安置室(断熱冷蔵室6畳+面会室8畳・約18㎡):木枠と断熱材の簡易断熱室にユニット冷蔵機を設置し、外側を面会スペースとして活用

ソリッドヴィラ トリニティ(3段安置台)
ソリッドヴィラ トリニティ(3段)狭小レイアウト
ソリッドヴィラと電動棺リフターの組み合わせ
ソリッドヴィラと電動棺リフターを組み合せーハイブリッド安置室
ソリッドヴィラ エッセンス(2段安置台)
横入れ冷蔵庫のレイアウト
ソリッドヴィラ エッセンス(2段安置台)
ソリッドヴィラ エッセンス(2段)

2段(エッセンス)と3段(トリニティ)の使い分け

ソリッドヴィラには、2段の「エッセンス」と3段の「トリニティ」があります。段数が多いほど同じ床面積でより多くのご遺体を安置できる一方、天井高や、上段への安置作業のしやすさも考慮が必要です。

エッセンス(2段)

天井高に制約がある部屋や、上段への安置作業をできるだけ低い位置で行いたい場合に向いています。

トリニティ(3段)

床面積が限られている中で、できるだけ多くのご遺体を安置したい場合に向いています。電動棺リフターと組み合わせることで、3段目への安置作業も無理なく行えます。

まとめ

  • 安置台の搬入方式には「横入れ」(側面から搬入)と「縦入れ」(正面・短辺から搬入)がある
  • 部屋の広さ・用途に応じて、狭小(4畳半・横入れ)/縦入れ並列(8畳)/横入れ・通路最小(10畳)/ハイブリッド安置室(18畳)の4パターンから選べる
  • 断熱・冷却設備のない倉庫などは、木枠と断熱材の簡易断熱室+ユニット冷蔵機を使うことで、低コストに安置室(+面会室)へ改装できる
  • 安置台・ご遺体用冷蔵庫・電動棺リフターを組み合わせた運用では、電動棺リフターが搬出入の動線を1人で完結させる役割を果たす
  • 2段のエッセンスは天井高に制約がある場合に、3段のトリニティは床面積を最大限活用したい場合に向いている

安置台「ソリッドヴィラ」の詳しいスペック・価格は、各製品ページをご覧ください。

ソリッドヴィラ トリニティを見る
上部へスクロール